Amazonのアソシエイトとして、ラズパイダ(raspida.com)は適格販売により収入を得ています。詳しくは当サイトの プライバシーポリシーをご覧ください。
ラズパイは種類によっても販売数が不安定なままで、なかなか手に入らないうえ、価格もどうなっているのかよく分からない人も多いと思います。
コロナ禍以降にRaspberry Piを知った人に向け、経緯も踏まえ価格についてお伝えしてみます。
この記事はRaspberry Pi 4の価格についてまとめた記事に2024年3月にPi 5の情報を付け加えました。2024年12月の感想を追加。
Pi 5について言及した記事はこちら
現在の定価相当は・・・
定価はRaspberry Pi 財団に認められた日本リセラーの販売価格が相当します。
Raspberry Piは国内の企業ではなく輸入品と同じですから、本国よりも貨幣価値的に割高になってしまうのは仕方ありません。
とはいえ、これもパンデミック以前とそれ以降とを比較すれば、物価と共に値上がっている状態です。
以下、2023年、その1年後の2024年についてまとめてみました。
2023年の価格
では、現在の主なリセラー2社(KSY、スイッチサイエンス)はどうでしょうか。
始めに2023年、Pi5が発売される前でみていきましょう。
Raspberry Pi 4に限ると、2022年末から10,450円で揃っていました。送料が別にかかることを考慮すると、およそ11,000円(税込)でしょう。
日本では2023年に販売開始された新しいZero系のRaspberry Pi Zero2 Wも、購入した時点で2,500円くらいだったのが、その後すぐに3,000円程度になりましたね。
2023年 Raspberry Pi 4 (メモリー4GB) 11,000円前後、Raspberry Pi Zero2 W 3,000円前後が定価相当
Raspberry Pi 4(4GB)は公式で$55、Raspberry Pi Zero2 Wは$15が定価です。
ドル建てなので日本円に換算すること自体、2020年などとでは全く異なります。
2023年1月の対ドルレートは130円程になっていますから、単純なレート換算では7,100円程度になります。様々な事情から公認リセラーでも11,000円で販売しているのが現状です。
| 日本の実売価格(2023年) | 公式の定価 | |
| Raspberry Pi 4 (4GB) | 約11,000円〜 | $55 |
| Raspberry Pi Zero2 W | 約3,000円〜 | $15 |
| Raspberry Pi 400 | 約14,000円〜 | $70 |
2023年1月時点(円金額は税込み)
Raspberry Pi Zero2 Wの卸売業者(ディストリビュータ)向け価格が15ドル→25ドルへ値上げになっていると情報をいただきました。ロット数にも依るでしょうが、日本での販売は今より若干は上がるかも知れませんね。
2024年の価格
では、2024年3月の状況をまとめてみます。
Pi 5が国内で2月13日から販売開始されました。そのため、Pi4の需要は減る中、Pi 5の国内実売価格も加えて比べてみます。
| 日本の実売価格(2024年) | 公式の定価 | |
| Raspberry Pi 5(4GB) | 約11,000円〜 | $60 |
| Raspberry Pi 4 (4GB) | 約9,680円〜 | $55 |
| Raspberry Pi Zero2 W | 約3,000円〜 | $15 |
| Raspberry Pi 400 | 約14,000円〜 | $70 |
2024年3月時点(円金額は税込み)
僅かにPi 4が下がり、以前のPi 4の価格にPi 5が収まった形です。
2024年に入り、1ドル147円で落ち着いてきたとはいえ、ほぼ150円だった2023年とほぼ変わらない円安です。
Pi4が発売された2019年は110円を切っていたため、公式の定価の差(Pi4の55ドルとPi5の60ドル)は5ドルとはいえ、5ドルでも日本円だと2019年対2024年のレート換算でかなり異なります。
後ほどご紹介しますが、Pi 4は最安値で6,600円もありました。レート換算で110円以下であったためです。
単純に円安というだけで高く感じる部分が多いため、11,000円というのは円高にならない限り妥当な金額だと思えます。円レート換算で2割弱が乗っているに過ぎず、仮に当時の110円であればレート換算6,600円ですから、実売で8,000円を切っていたと思われます。
ザックリと書いてすみませんが、円安部分は3,000円くらいということになります。ドル建ての国なら、まぁまだ安い範疇でしょう。
逆にPi 4があまり下がっていないなということと、Pi 400って定価70ドルなのに日本円だと高いなという印象です。
はてな?追記
2024年12月、2025年を前にしてまた手に入りにくい印象です。1ドル150円が多くなった今年は更に輸入品はお高くなりました。
特にPi 5はPCIe接続のNVMe SSDドライブでOSを起動するとなると、拡張ボードか拡張ボード搭載の専用エンクロージャーケースも購入しないとなりません。SSDドライブ自体は安価からありますが、すべて揃えると本体基板の倍になってしまいます。約2万円?
一番の懸念材料は電源アダプターです。
公式のアダプターが日本でもリリースされればオススメしやすいのですけどね。
私も他メーカーのを使っています。
2019年発売当時はセットで1万円だった
日本のRaspberry Pi 4(4GB)は2019年6月頃に発表されましたが、その後単品がおよそ7,500円前後で推移していました。
あの頃は安かった。ちょうどコロナ禍になった直後の価格が最安値だったかな。
セット物は当時のリセラーでは扱っておらず、一般の販売店が担っていました。認定リセラー以外だと仕入れ値が高い分、必要になる周辺機器をまとめて販売していた時期があります。
Raspberry Pi 4(4GB)の場合は、およそ1万円〜1万5千円前後のセット品が多かった印象です。これにはケースと電源やケーブル類、microSDカードやその他使うだろうといった周辺機器で構成されていました。
それ以前の3B、3B+の頃は、本体価格がほとんど変わらなかったこともあり、およそ1万円以下でセット品が購入できた時代です。
ちょっと古い画像が残っていたのでご覧ください。

当時のタイムセール(3B+)

最少のセット品(3B)

クーポンで割引だった頃(2018年)
各販売店からもタイアップのお話をたくさんいただいたのもこの時代でした。ラズパイダ割なんてキャンペーンをしていただいたこともあります。
とにかく数が多かったのと、需要はまだ少なかった日本だったので、2018年頃にラズパイという基板を知った人が多かったと思っています。
何よりも数が無い
正直、価格よりも大変なのは入荷数が少ないことです。買おうと思ってもなかなか買えないという状態がずっと続いています。
まるでソニーのゲーム機(PS5)みたいな状態ですね。
正直、あまり高価でなければ、販売を見かけたら買わないといつまでも手に入らないレベルになっています。
テンバイヤー?の存在
2023年はいわゆる転売屋の価格としてRaspberry Pi 4(4GBは)が22,000円以上だったのを目撃しました。こうなると少し買えませんね。
Pi 5はそこまで極端ではないにせよ、16,000円〜20,000円といったところです。(4GB)
とても魅力的なIoT端末のラズパイですが、円安は仕方ないにしても、20,000円以上の価値は無いかな、というのが私見です。
資本主義だし、宿泊代や飛行機チケットのように、需要と供給の考え方や希少性からも一定の値上がりは仕方ありません。但し、本来の価値を超えていると難しい問題に感じます。
Raspberry Pi財団認定のリセラー以外だと、販売価格はそこから(またはそのレベルから)の仕入れになりますから当たり前に高くなります。販売価格からいって2,000円くらいは仕方ないにしても、ほぼ倍レベルは無視しましょう。
そもそも円安で(見かけ上は)当時の倍になっていますからね。

■Pi 5は8GBモデルがオススメ
定価は知っておこうという話
ラズパイの単体販売は、メインであるRaspberry Pi 5が以前のPi 4と同じように11,000円〜で推移しています。(注:2024年3月時点)
あまりにも無茶な価格で販売されていても、定価を考慮して購入されることをおすすめします。お金持っている人には関係ないでしょうけれどね。
どちらかというと、ラズパイって既製品というよりも、オモチャ的、実験機的、学習的な側面があるので、なるべく気軽に扱って欲しいと常々感じています。
今後、市場としても公式としても販売価格は変動していきますので、一応は定価を知っておこうってお話でした。
Rレッド
Rブラック今はもう難しい最安値の価格
最後に、Raspberry Pi 4、Raspberry Pi 3A+の最安値はコロナ禍の直後、緊急事態宣言の頃だった時のスクショです。
あくまでも2020年当時です。円レートも110円以下でした。対ドルのみならず、対スターリングポンドも円高だった。

Raspberry Pi 3B(ノーマル)も、2017年にはAmazonでもこの価格だった。確かこれでも僅かに高かったと思う。

ちょっともうこの価格は有り得ないでしょう。日本円の価値の低さからいって、なんとか1万円以下で買えると気安い製品なのかな。
でも、ちょっと1万円が1つの区切りって、30年くらいそのままのような気がするから、それも問題だ。
ブームが去った感がある
適正価格で購入できる状態に戻ることはないのかな。
このサイト「ラズパイダ」を2017年に立ち上げた際、製品はいつでも買えた時代ではありましたが、浸透度は当時のままの印象です。
Raspberry Piの認識度は上がったものの、手を出した人が買えなくて減っている点で同じくらいかな、と。
私のようにラズパイにハマっていて、つい知人や若い人に「ラズパイって知ってる?」と聞いてみたところ、「何Payですか?」と聞き直された時代でした。
Rグリーンところが、2019年はサイトのアクセス数もうなぎ登りで、かなり多くの人に認識された年だと感じていました。
Raspberry Piを使ったサービスや商売も多く見かけるようになったのもこのときです。
これをブームと捉えた場合、パンデミック以降(2020年夏以降ですね)は、買えない状態が続いてしまい、もう興味がなくなった層も多いと思います。
以前、どこかでプレステ5みたいと表現したように、買えないからもういいや状態ですよね。
——私はプレステ5に興味は無く感じませんでしたが、友人がそう言っています。
企業や学校などは以前より浸透していますから、一定では嬉しい気持ちはあるのですが、市井の人々が興味ないとどうなんだろうと感じます。
ある意味でブーム的なものは去った感じがあるので、ラズパイ好きの一人として、日本でもお子さんを中心にまた盛り上がってもらいたいなと思っています。




