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Raspberry Pi 4が登場してから、ラズパイをなんとなくPCやサーバっぽく使えるようになり、モバイルモニターに興味が沸きました。もう1年以上前のことでしょうか。パンデミックになったからもあります。
現在は3台のモバイルモニターをアレコレと使い回しています。一時的な使い方が大半で、1台はメインのMacのサブモニターとして使っています。
僅か3台ですが、比べてみると違いがあるもので、どれも一長一短があります。ラズパイのメインモニターでもいいですし、据え置き型と違って気軽に出し入れできる点が気に入っています。ちょうどノートパソコンみたいな感じですね。
改めて3台の特徴と使用感をまとめてみました。
ラズパイのブログということで、主にラズパイで使ってみた印象と、PCやMacのサブモニターとしての使用感です。
モバイルモニターを選ぶ基準はそれぞれ
手に入れた時期もバラバラながら、先ず最初に好みの問題としてタッチパネルではない製品にしています。理由は簡単で、価格が一気に上がるからです。Chromebookも買えてしまう価格帯になってしまうと躊躇します。画面に表示する目的ですから、そこまでの価値観の比重を置いていません。
外出先に持ち運びたい人もいるでしょう。照度は下がったしまう製品は多いですが、USB3.0 Type-Cのケーブル1本で表示できるのはとても便利です。
特にノートパソコンと繋いでミラーリングすると対面でも同じ画面を共有できます。
ちょっとしたことですが、小さな画面を隣同士で見るよりもスマートですよね。
性能も一見すると同じように感じていましたが、使っていると違いが明白になっていきます。この辺は事前の印象とだいぶ異なることもありました。あまり欲張らずに、○○で使いたいの1点で選んで構わないと思っています。
所持している3台

ラズパイダでもご紹介してきたモバイルモニターは2台です。
JAPANNEXT製の12.5インチと、InnoView製の15.6インチです。
まだ記事としてご紹介していないIO-DATA製15.6インチを合わせて3台です。
どれも共通している部分も多く、それぞれの特徴もハッキリしていると思いました。モバイルモニター自体は多くのメーカーから販売されていますが、中にはOEM?と思うような製品もあるため、概ねこのような3タイプに集約される印象を抱いています。
JAPANNEXT製だけサイズが小さいモデルですから同じように比較はできませんが、自分の中では同じ用途として考えて同列にしています。
スペックから比較
単純にスペックを比較してみます。
青色は、あくまでも3台の中で優れている要素です。
重量は実測しましたが、測り方が簡易的なので、公称値と若干は異なっていることをご理解ください。
スクロールできます
| JAPANNEXT | InnoView | IO-DATA | |
|---|---|---|---|
| 画面サイズ | 12.5インチ | 15.6インチ | 15.6インチ |
| 画面解像度 | フルHD | フルHD | フルHD |
| 輝度 | 360cd/m2 | 250cd/m2 | 250cd/m2 |
| 応答速度(最大) | 35ms | ? | 4ms |
| スタンド形式 | 専用カバーケース | 背面アーム型機構 | 背面スタンド |
| 重量(本体のみ) | 442g | 854g | 711g |
| 同梱品 | HDMI to miniHDMI USB3.0 Type-C 電源アダプター カバーケース | HDMI to miniHDMI USB3.0 Type-C OTG変換ケーブル 電源アダプター | HDMI to miniHDMI USB3.0 Type-C 電源アダプター 専用ケース |
| スピーカー | 背面 1.5W x 2 | 底面右側 ?W × 2 | 前面 0.5W × 2 |
| 主な特徴 | VESA穴有 | iPhoneと直接接続可 | 背面がメタル |
| 発色(主観) | 鮮やか | 普通 | シャープ |
| 価格帯 | 2万円前後 | 1.6万円前後 | 2.5万円前後 |
各製品の比較
2023年5月11日にJAPANNEXTから4Kモバイルモニターの新製品が発売されています。
IO-DATAの2024モデルがリリースされています。
2025年1月20日に14インチとして新しいモデルもリリースされています。
三者三様
この中では、明るさならJAPANNEXT製、応答速度ではIO-DATA製、安価なのはInnoView製となっています。
スタンドさせる形式が三者三様
カバーも兼ねたケースで立たせるパターンと、背面にスタンドがあるパターンです。背面のアーム型は180度動きますから壁に掛けることも簡便なユニークさがあります。中でもIO-DATA製の背面は金属です。放熱効果も期待しますが、堅牢性に一役買っています。
同梱品は大きな違いはない
どの製品もケーブル類など改めて何かを買い足す必要は無い印象です。あまり関係ありませんが、化粧箱もそれぞれ工夫を凝らしていました。どれもちゃんとしているなという印象です。敢えて言うなら、IO-DATA製は専用の別収納ケースがありましたから好印象です。
スピーカーも三者三様で、背面、底面、前面と見事にバラバラ
スピーカーが付いている程度のワット数ですから、大きな違いはないと思います。唯一、背面にあるJAPANNEXT製は、専用カバーケースの影響で、音が左右に広がる印象がありました。1.5Wも頑張っていることもあり、ちょっと他と異なる良い音質に感じます。
最後に価格帯
これは中国メーカーには適いません。あくまでも価格帯なので、セールになるとほぼ同じような場合もあります。それに加え、どの製品も既に旧製品となっている関係で、後継機種は安価か高価になっている場合があります。それでも安いなと思えるのはInnoView製でしたね。
スペックから分かったこと
- 気軽に買えるInnoView製
- 明るい画面のJAPANNEXT製
- 質実剛健のIO-DATA製
中でもスタンド機構は好き嫌いが分かれると思いますし、スペックとして画面が明るい方が好まれるでしょう。やはり安価な方が手を出しやすいこともあります。まさに三者三様の特徴でした。
ラズパイくらいの用途なら、あまり拘る必要はありませんが、PC&Macのサブモニターとして使うならスペックも重視した方が良いと思いました。
どれも一長一短の面があり、何を重視するかで選ぶことになります。
ベゼル幅
どの製品も画面のベゼル幅は公称5mmです。ただ、深さが異なります。平面に近いのは、InnoView製 > JAPANNEXT製 > IO-DATA製です。IO-DATA製が一番深いです。

ホコリが目立ってますが気にしないでください
写真のようにアップにすると分かります。深さがあると古いデザインの印象になります。とはいえ、私は気になりません。平面に近ければ、掃除がし易いくらいでしょうか。(ホコリまみれだけど!!)
ベゼル幅がほとんど無いディスプレイが増えているので確かに違和感を感じますが、昔のブラウン管モニターに比べればベゼル幅は気になりません!?
どれもベゼルだけでなんとか掴める幅(5mm)なので、液晶画面に触れなくて済むといった利点もありますね。
■Pi 5は8GBモデルがオススメ
実際の使用感(メリット&デメリット)
スペック通りとは行かないのが、こういったデジタルグッズです。思ったよりもスペックとは別の部分が気に入ったり、不満が出たりするものだと思いませんか?
実際に日頃からラズパイやサブモニターで利用していると、次のようなことを感じることがあります。
決してダメというわけではないのですが、んー、惜しいなという感想です。
JAPANNEXT製 —— スリープ復帰で暗い
大きさも含めて気に入っているのですが、唯一、PCやMacとUSB3.0 Type-Cを1本で接続した時、スリープから復帰すると明るさがデフォルト?の30に戻ってしまうことです。そもそも電源を付けていない時は80%の輝度になるみたいで暗く感じます。スリープからの復帰は標準的な速度です。決して速くはありません。
ラズパイならそんなことはなく、HDMIで繋ぎますから大丈夫です。(電源が必要)メインモニターとしては気になりません。しかし、ラズパイ用と言っても12.5インチは小さいかも知れない。ラズパイはコマンドを実行することも多いので、ちょっと大変ですね。
応答速度が35msというのもギリギリでやや速い部類に入る数値(16~35)ですから、遅くはないもののもう少しなんとかならないかと思ってしまいます。
メリットとして画面が明るく発色が鮮やかな点は気にいってるだけに、電源なしの場合は余計に暗く感じますね。
意外なメリットとして、重量の不思議があります。
12.5インチですから、他の2台よりも軽いのは当たり前なのですが、これがちょうどいい重さなんですよ!
軽いもののちゃんと安定する重さというのでしょうか。IO-DATA製を手にしてからそう思うようになりました。軽いだけでなく、たぶんバランスの問題なんでしょうね。んー、不思議。
スペックでも書いたように、スピーカーが背面で且つカバーケースに音が反響して、とても良い音に聞こえます。1.5Wも本体サイズからしたら充分な性能です。この12.5インチならラズパイで動画再生していても不自然さがありませんでした。
サイズ感はRaspberry Pi 400と幅が変わらずベストマッチです。

InnoView製 —— 映るまでの起動が遅い
とにかくお手頃価格が多いラインナップなので、大きい15型でラズパイのデスクトップ画面を操作したいなら充分な性能です。応答速度の記載がちょっと見つからなかったので分かりませんが、恐らくJAPANNEXT製と同じレベルだと思います。
メーカーの担当社も特徴として押していたiPhoneとの接続に関して、私個人はあまり魅力は感じません。古くはAppleTVなどを介せばAirplayできましたし、現在なら必要無くできます。Macがある人は連携することが前提ですからね。
このiPhoneを接続できる機能のおかげで、電源入れてからの起動が遅くなっています。iPhoneの接続を探しにいく手順が入るからなんですよね。これが唯一の不満です。
一方で、最大のメリットである価格帯がリーズナブルなのに、同梱品を含めて過不足無い点は立派です。画質も全く引けを取りません。特にラズパイで使うならあまり高価なモニターは必要ないですから及第点です。
画面が15.6インチなら、ラズパイで使う分には申し分ありません。これが12.5インチだとデスクトップがかなり小さく感じます。
ラズパイ自体がリッチな環境ではないので、平均的なサイズや使用感が適していることはあると思っています。

ラズパイとInnoView製
IO-DATA製 —— メタルでキズが付く
価格帯としては一番高い部類に入るものの、安定の日本企業製といったところでしょうか。外箱も同梱品も説明書も全く隙がありませんでした。日本らしい製品です。
先に挙げたように、ベゼルの溝の深さなど、デザイン的には古い印象があります。一方、背面がメタルというのは高級感がありますし、何より放熱効果もあるだろうと予測されます。堅牢とも言えるでしょう。
スペックとして、驚いたのがスリープからの復帰が速い点です。明るさ(輝度)も250cd/m2で充分じゃないかな。
デメリットはあまり無いように思えたのですが、背面スタンドで思いも寄らないことがありました。スタンドもメタルで出来ていることから、机にキズが付きます!つい、手間に寄せたりガツンと置いてしまったりして、気が付いたら傷だらけ・・・。
もう1つ。ゴム足は本体底面にしか無く、スタンド部分はメタルそのままです。薄いので付けてあっても取れてしまうかも知れませんが、ゴム足にして欲しかったと思いました。
本体重量は15.6インチとしては軽量です。それは良いのですが、重さのバランスが悪いと思いました。
初めてスタンドで立てて使用しているとき、裏側にあった私物を摂ろうとしてちょっとだけ指がぶつかったんですよ。そうしたら勢いよく手前に倒れ、机から落下するという事態に遭遇しました! いや、自分が悪いのですけどね。
この軽いというのもアレだなーと思いました。もう少し全体的に重量があれば良いのか分かりませんが、他の2機種は倒れるところまで行かない気がします。持ってみても非常に軽く感じる製品で、且つメタルのスタンドの件もありますから、本体を移動させる際にとても気を遣っています。

意外と便利なモバイルモニター

macのサブモニターとして
HDMIで繋げられるモニターなわけですから、家庭用ゲーム機や動画再生などで使うのも便利です。
ラズパイで言えば、LibreELECをモバイルモニターで操作するというのも場所を取らなくて良いと思いますし、moodeaudioやVolumioなどの操作画面の表示にも最適なサイズだと思っています。
個人的にはラズパイに各種サーバをインストールして、SSH経由ではなく直接操作するコマンド画面として使うことがあります。大きなディスプレイは邪魔ですし、必要なければ電源オフでいいですからね。壁掛けはモニターの重量があまりないので意外な所に取り付けられます。
モバイルモニターは1台を出し入れして使い回すのに気軽に扱えます。
既に価格帯は(フルHDなら)2万円以下から購入できます。一般的な据え置きPCモニターより重宝すると思いますよ。ラズパイにはちょうど良いサイズ感ですし、オススメです。
今回ご紹介したモニターは後継機種が出回っています。もしもここにご紹介した程度のスペックで良ければ、意外と安価に購入できるかも知れません。4Kモバイルモニターも欲しいところですがまだまだ高価です。サイズで選んでみてはいかがでしょうか。
—— IO-DATA製はまだ記事にしていませんでしたので、改めて別記事でご紹介します。
この記事のモバイルモニター
購入した12.5インチは販売終了。現在は15.6インチがリーズナブルになっています。IODATA製も続々と新しいモデルが発売されています。
JAPANNEXT製も捨てがたいものの、IODATA製がバランス良くまとまっている印象でした。
2024年には15.6インチの後継機種、2025年には新たに14インチの新シリーズがリリースされています。












