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私も使っているファイルサーバ用のOS「OpenMediaVault」がバージョン7へ移行しています。現時点ではRC1です。RC(Release Candidate)はリリース候補版という意味で、正式版の前を指すテスト用、開発用、ベータ版といったところです。

OMV7はOMV6からアップグレードできるオプションも用意されるとあって、環境によって不具合は発生する可能性があります。

2024/01/15

本日、OMV7(サンドワーム)の最初のリリース候補(7.0-24)がリリースされました。今回、リリースは革命というよりも進化になります。

CHANGELOGには、このバージョンのすべての改善点が以下とともに一覧表示されます。

Debian 12(Bookworm)へのアップグレード パッケージの更新と通知は、無人アップグレードによって処理されます。 Linux MDデバイス(ソフトウェアRAID)管理を別のプラグインに再配置します。 endXなどのデバイスツリーエイリアスを使用して、ネットワークイーサネットデバイスのサポートを追加します。 AMD64ベースのシステムのISOイメージはこちらからダウンロードできます。インストール後、omv-upgradeでシステムをアップグレードしてください。ISOインストールに加えて、フォーラムに投稿されたガイドに従って、Debian 12ベースのシステムにOMVをインストールできます。

https://www.openmediavault.org/?p=3644

記事執筆時点でOMV6のバージョンは6.9.12-1 (Shaitan)が最新です。6.9.10-1までアップデートすれば、OMV7RC1へアップグレードできるハズです。

OMV6からOMV7へアップグレードはコマンドでsudo omv-release-upgradeを実行

Debian12(bookworm)にOMV7を新規インストールするには、今のところ公式フォーラムでは以下の手順と公表されています。

Install OMV7 on Debian 12 (Bookworm) - openmediavault

OMV7(RC1)のアップグレード結果

早速、人柱として試しました。

SSH接続してターミナルからコマンドを実行。確認が出てアップグレードがスタートします。

環境としては、omv-extra以外に何もプラグインを導入していない状態です。Dockerもインストールしていません。

一言で言うと、

Rレッド Rレッド
何も問題がない!(私は)

アップグレードできたのに何も不具合がなく動いている!ことに驚きました。んー、スムーズだった。

唯一、アップグレードは少し時間がかかりました。20分弱くらいかな。Debian自体が11から12へアップグレードするわけですから仕方ありませんね。

OMVってPHPやらApacheも入っていて、Debian本体以外のアプリやライブラリも多く、そういう意味でも時間がかかります。

色々とインストールしている人はもっと時間がかかると思われます。

それにDockerを入れてあれこれしている人は何かしらエラーがあるかも知れません。

はてな? はてな?
見た目やメニューなど何も変化がない

Summary for omv6-nas
-------------
Succeeded: 54 (changed=37)
Failed:     0
-------------
Total states run:     54
Total run time:   11.796 s

失敗はなく終わりとあります。

ただ、リポジトリのエラーがあった。

N: Repository 'Debian bookworm' changed its 'non-free component' value from 'non-free' to 'non-free non-free-firmware'

これ、どうなんだろう。OMVなので手動で直していいのか分かりません。

修正するならsudo apt edit-sourceでやってみましょう。私はちょっと様子見します。

bullseye環境からbookwormになったことが最大であり、機能面でまだ違いは見つけられません。

皆さんが同じとは限らないため、RC版でのアップグレードは慎重に決断してください。

注意点

OMV7(RC1)の注意点として、RAIDを組んでいる人は気を付けてください。いわゆるソフトウェアRAID管理は、OMVコアシステムから削除されていて、プラグインの「openmediavault-md」を追加でインストールする必要があります。

海外の事例だと、プラグインを導入した後、何事もなかったようにこれまでのRAIDで動作したとのことです。RAIDだけに構築時間は相当かかったみたいですけどね。30分?

他にもネットワークI/Fの名前が変更されたということもあるらしい。コマンド実行で対応できたとあります。

Adding the steps I had to take:

The network interfaces get renamed, so reconfigure from console using omv-rescue

And to be sure also run omv-salt stage run deploy from console / ssh and see if there are no errors.

引用:https://www.reddit.com/r/OpenMediaVault/comments/18fom5y/comment/kg9h6k9/

■Pi 5は8GBモデルがオススメ

ファイルサーバとして安定

毎日使っている身としては、Raspberry Pi 4 + OMV6はよく出来ていて特に不具合や不満がありませんでした。

OMV4、5、6とこれまではだいぶ様変わりしています。一方、OMV7は革新的ではないと言及されているように、充分に安定しているOMV6ならムリして置き換える必要はないと思っています。見た目も変わりませんし。

RC1版なので、現時点では一般的にオススメはできません。少なくても正式版のリリース後に、アップグレードしましょう。

今回は既存のRaspberry Pi 4 + OMV6からOMV7RC1ですが、Raspberry Pi 5が気軽に手にできるようになったらPi5+OMV7が良さそうに思いますね。

とりあえずRC1版も安定していて助かりました。今後、違いに気付いたら追記していきます。

Rレッド Rレッド
人柱報告でした。

OMVにUSB接続のHDD

OMVにはHDDを2台繋げて運用しています。USB接続ですから、そこまで速い転送にはなりません。でも、数GB程度なら実用的です。

何でも良いのですけど、buffalo製がコスパ良くて買っています。大体は1万円前後で買えます。

当時、3TBだったのが、同じ価格で今では4TBの買えます。

3TB×2で使っていますけど、そろそろ4TBに変更しようかな。