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Raspberry Pi には種類があります。メインの製品は数字で表せるように、2〜4とリリースされてきました。2019年にRaspberry Pi 4が販売され、これまで3,700万台が出荷されています。(2021/1/21時点)
「ラズパイを始めたいけど、どれを買ったら良いのか分からない??」
そういう人のために各モデルを比較してご紹介します。
Raspberry Pi 5は2024/2/13から国内販売されています。 Raspberry Pi 5が発表されました(2023) モデル別表の2Bの通信が間違っていたので訂正しました。(2021/08/30)
2019年以降はラズパイ4
初めての購入は、Raspberry Pi は最新のモデルを購入しておけば間違いはありません。
古いモデルも多くの機能は同じです。遡る分だけ性能が低くなります。共通しているのは消費電力が少ないシングルボードコンピューターです。過去モデルは、コストパフォーマンスを考えて選べば過不足は少ないでしょう。
当然ながらRaspberry Pi 4に向かうにつれ新しいため、性能が良くなっているのは言うまでもありません。
2024年2月以降はラズパイ5がフラグシップモデル
2023年末時点でPi5は日本で未発売でした。2024年1月に技適を取得し、2月13日に国内で販売開始されました。今後は性能が飛躍的に上がったPi5がスタンダードになっていくでしょう。
これまでのモデルを順番にご説明しています。
Raspberry Pi 1A+(2014年11月)
Raspberry Pi には2つの種類がありました。
ModelAとBです。基板を見ても分かるように、Bが現行の通り横長です。Aは正方形に近い形状をしています。
モデルの形状
- Aは正方形
- Bは長方形横

Raspberry Pi 1A+
Raspberry Pi初期にあたるModel 1A は、オークションなどで辛うじて手に入ります。
1AのCPUはシングルコア、メモリは256MBしかありません。無線LANも有線LANも標準にはありません。最新モデルと比べると使用する用途が限られます。
現在では玄人好みする基板になっています。
更に、画像では上面からなので分かりづらいですが、USBポートが1つしかありません。
現在では購入して利用したくても、手に入れるのが現実的ではありません。
Raspberry Pi 1B+(2014年7月)
もう一つのModelであるModelBに「Raspberry Pi 1 Model B+」があります。これも購入が至難の業です。※ノーマル1Bは2012年4月
現行の3B+の元となった製品です。この後、2B、3B、3B+と続いています。
このModel Bの特徴は、基板の形が長方形です。他には、メモリが1Aの倍の512MBになり、有線LANが付いた点が大きな違いになっています。

Raspberry Pi 1B+
この後続くB系統の基本はほぼこの形です。各性能がUPし、追加要素が大きく加わった時点で2、3とナンバーが上がっていきました。
これも1A+と同様に、現在では性能の面でこ使う用途が限られます。
ちなみに、当初は1Aや1Bは中国製でした。その後にイギリス製。分かり易いのは中国製は赤い基板で、その後は緑色になっています。3Bでは、ブラジル国内工場モデルのは青い基板でした。
Raspberry Pi 2 Model B(2015年2月)
1Bから2Bとナンバーが上がった分、性能や機能が変わりました。但し、次の3Bまで1年足らずだったため、3Bのベーシック版のように感じました。
基板の写真では、素人には違いが分かりにくいです。

Raspberry Pi 2B
Raspberry Pi 2Bと1からナンバーが上がったことから分かるように、性能が一気に上がりました!
CPUがシングルコアからクアッドコアへ(1個→4個)に増え、メモリも更に倍の1GB、GPUも250MHzから400MHzへ大幅アップしています。
そのためナンバリングが2となりました。それなのに、その後すぐにWi-Fi(無線LAN)を積んだ3Bが発売されたので、低性能を活かすプロジェクト以外では選ぶ理由も無くなりました。
低価格だったので有利でしたが、3Bが普及した後はあまり人気はありませんでした。
この2Bを選ぶ唯一の理由は、Wi-Fiが物理的に要らない場合だけになったと言えます。
現在は在庫も少なく手に入りにくいモデルです。
Wi-Fiが搭載されていないため、DACとして使う愛好家には人気のモデルです。
Raspberry Pi 3 Model B(2016年2月)
現在は3B+がありますので、プラスが付かない物をノーマル3Bと私は勝手に呼んでいます・・・。
恐らくラズパイの認知度が上がったはこの基板からでしょう。現行の3B+との価格差を考えると、敢えてノーマル3Bを選ぶ意味は充分にあります。
価格は3B+より若干安く手に入ります。それよりも発売されているラズパイ用の多くのケースは、このノーマル3B対応製品が圧倒的に多くなっており多種多様に選べます。
2020年には、3B+と価格差が無くなってしまい、まとめて購入する産業用途が主になってきました。

Raspberry Pi 3 Model B
この3Bは、アジア向けの一部は、ソニーの日本工場(愛知県稲沢市)で生産されていたモデルもあることで有名です。2021年には「Raspberry Pi Pico」が製造中です。
2022年に入っても、産業用途には未だに3B+が中心です。
Raspberry Pi 3 Model B +(2018年3月)
3B+は別にまとめてあります。
2021年でも比較的に手に入りやすいモデルです。
Raspberry Pi 4
2019年以降は、Raspberry Pi 4(メモリー2GB、4GB、8GBモデル)で実用的になってきました。
2021年以降、2023年10月まではRaspberry Pi 4Bが最新でした。接続するインターフェイスや基本性能が大幅に変わりました。
電子工作や単機能のみならず、デスクトップPCとしても、それなりに使える性能になっています。
Raspberry Pi 5
2024年2月以降はRaspberry Pi 5(4GB、8GBモデル)がオススメです。
別の記事でお伝えしているように、価格が昨年までのPi4と同等のため、似たような価格なら最新のPi5が最適です。
Pi4と同様に思えても細かくたくさんの変更点がありました。
何よりもトータルの性能がPi4の2〜3倍といった具合に、大幅な性能アップを果たし、Linuxデスクトップマシンとして使えます。
リチウムイオンボタン電池式(別売り)でRTC機能を持たせられ、NVMe接続できるボード(別売り)を介せば、microSDカードとは比べものにならないアクセス速度で利用できます。メモリーが8GBモデルであれば、数年前のラップトップPC並になります。
オプションとはいえ、フル装備で使ってみたいモデルです。
過去モデルの比較
各モデルは2012年からかなりのペースで発売されてきました。
ここでご紹介した主なRaspberry Piを主な性能で比較してみます。
| 1A+ | 1B+ | 2B | 3B | 3B+ | |
| CPU | シングルコア 700 MHz | クアッドコア 900 MHz | クアッドコア 1.2 GHz | クアッドコア 1.4 GHz | クアッドコア 1.4 GHz |
| メモリー | 256MB | 512MB | 1GB | 1GB | 1GB |
| 通信 I/F | 有線LAN | 有線LAN | 有線LAN / Wi-Fi (b/g/n) 2.4 GHz | 有線LAN / Wi-Fi (b/g/n/ac) 2.4GHz 5GHz | |
| USB2.0 | 1 | 4 | 4 | 4 | 4 |
| 推奨電源 | 5V0.7 A (3.5 W) | 5V1.8 A (9.0 W) | 5V1.8 A (9.0 W) | 5V2.5 A (12.5 W) | 5V2.5 A (12.5 W) |
| 定価 | 20ドル | 25ドル | 35ドル | 35ドル | 35ドル |
1A+〜3B+まで
Raspberry Pi 4Bはメモリー搭載量が異なる分、それまでの基本であった35ドルから価格が上がりました。
Raspberry Pi 5は、Pi4の流れを組みつつ、細かい点でこれまでとは全く異なる進化を遂げています。
| 4B | 5B | |
| CPU | クアッドコア 1.5 GHz | クアッドコア 2.4GHz |
| メモリー | 2GB/4GB/8GB | 4GB/8GB |
| 通信 I/F | 有線LAN/ Wi-Fi 2.4GHz・5GHz IEEE 802.11.b/g/n/ac Bluetooth 5.0, BLE | 有線LAN/ Wi-Fi 2.4GHz・5GHz IEEE 802.11.b/g/n/ac Bluetooth 5.0, BLE |
| 追加・変更 I/F | PCIe 2.0 x1 2 × 4-lane MIPI RTCコネクタ 電源ボタン | |
| USB2.0 | 2 | 2 |
| USB 3.0 | 2 | 3 |
| 推奨電源 USB Type-C | 5V3A (15W) | 5V5A (25W) |
| 定価 | 35ドル/55ドル/75ドル | 60ドル/80ドル |
Pi4、Pi5
Pi4には1GBモデルもありましたが、現在は産業用に販売されています。Pi5の1GBまたは2GBモデルは未定です。
古くは3B+でもメモリーが1GBしかなかったため限界を感じていました。Pi4でなんとか及第点の8GBモデルが登場し、USB接続SSDドライブ起動に驚きました。
Pi5では4GBモデル且つmicroSDカード起動であったも快適に感じられるくらいスペックアップしています。
4Bになってから4Kに対応するなど、これまでのラズパイより大幅に変更になりました。詳しく別の比較記事をどうぞ。
■Pi 5は8GBモデルがオススメ
迷ったら新型!
比較してみても元々省電力で省スペースのラズパイは、新しいモデルの方が圧倒的にコストパフォーマンスは良いでしょう。
古い機種を購入するには、何か用途が特別な場合になります。迷ったら、その時点の最新モデルで間違いないとオススメできます。
- Raspberry Pi 5
- Raspberry Pi 4
- Raspberry Pi 3B+
ラズパイにはB系とA系とは別に、Zero系があります。Raspberry Pi Zero、Zero W/WH、が古いタイプで、現行はRaspberry Pi Zero2 Wがラインナップされています。
ZeroとZero1W、2Wはヘッダピンをはんだ付けしないとHAT系が載りません。手に入りやすい1WHとあるのはヘッダーピンが装備されているモデルで基本性能は1WHと同じです。
※なお、特殊な「Raspberry Pi Compute Module」や「Raspberry Pi Pico」は少々マイナーで特殊なので敢えてご紹介していません。
その他のRaspberry Pi
Raspberry Pi 400というキーボード一体型がリリースされました。
2022年3月時点では日本で未発売のZero W後継機「Raspberry Pi Zero 2 W」がリリースされました。
これからのRaspberry Pi
コロナ禍があったとはいえ、2019年から2023年の4年間はPi4がメインでした。本来はもう少し早くPi5をリリースしたかったらしいので、2023年(日本だと2024年)から3年くらいはPi5がメインのままだと思われます。
学校での使用で知った若い方が多くおり、違い全年齢層とはいきませんが認知度は2019年以前より一般的になってきました。
今からRaspberry Piを始めたい!という人も遅くはありません。なにせPi5が登場したばかりで、大幅に変更されたモデルということもあり、ある意味でスタートは同じです。
もしくは、今だから敢えて古いモデルを探して楽しむのもアリだと思っています。
何でもさせるというより、何かに特化した使い方が贅沢に思えない基板だと感じています。消費電力が小さいからというのが最大のメリットです。
3年後くらいはPi6でしょうか。その時もこのサイトでお伝えできればと考えています。












