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bootloaderとUSB接続起動できるEEPROMのgithubサイトを覗いてみたら、ちょうどバージョンアップしていたので試してみました。2021年3月時点まだベータ版である64bit版Raspberry Pi OSを試している人に向けての記事です。
正式に64bit版が公開されたり、公式からの正式なバージョンアップを待ってください。
ここではダウンロードするリリースチャンネルを変更して実現しています。海外では変更によってシステムを再インストールしないとならない事例も報告されています。あまり強くはオススメできません。
通常通りにコマンドで実行しても、アップデートがあるとは出ませんでした。調べて対応したことをご紹介します。
※注意 64bit版Raspberry Pi OSをテストしている環境です。正式公開されるまであくまでも自己責任で行ってください。
アップデートを確認する
念のため、いつものようにリポジトリをアップデート、そしてアップグレードしておきます。
sudo apt update && sudo apt upgrade -y
これで先ずはOSを最新にしました。
EEPROMはUSB接続のSSDドライブで起動するため、以前にインストールしていたので、アップデートで確認してみます。まだインストールしていない人は入れないとなりません。(sudo apt install rpi-eeprom)
sudo rpi-eeprom-update
すると、以下のように表示されます。
BCM2711 detected
VL805 firmware in bootloader EEPROM
Checking for updates in /lib/firmware/raspberrypi/bootloader/default
Use raspi-config to select either the default-production release or latest update.
BOOTLOADER: up-to-date
CURRENT: 2020年 9月 3日 木曜日 12:11:43 UTC (1599135103)
LATEST: 2020年 9月 3日 木曜日 12:11:43 UTC (1599135103)
RELEASE: default
VL805: up-to-date
CURRENT: 000138a1
LATEST: 000138a1
CURRENT(現在): 2020年 9月 3日と出ています。その後のリビジョン番号は1599135103となっています。バージョンアップでこの日付と数字が上がっていくわけです。
ただ、LATEST(最新)とある部分も全く同じで、VL805: up-to-date(最新)とあるように、新しいバージョンが表示されません。
どうやらリリースチャンネルが違うようなのです。
リリースチャンネルを変える

画像のように3/18に更新したバージョンがあります。
しかし、アップデートチェックしているのは先のログにあるように、defaultなんです。
プログラマーではないのでよく分かりませんが、このdefaultはcriticalとほぼ同じ意味で使われています。表記としては、default/critical らしい。
素人としてはstableが安定版と思ってしまいます。
バージョンアップをしたいので、リリースチャンネルを変更します。
sudo nano /etc/default/rpi-eeprom-update
ここに記載されているFIRMWARE_RELEASE_STATUSをstableに書き換えて再度バージョンアップコマンドを実行してみましょう。
FIRMWARE_RELEASE_STATUS="default"
↓
FIRMWARE_RELEASE_STATUS="stable"
(クリックで拡大)
先程と同じように、バージョンアップチェックをします。
sudo nano /etc/default/rpi-eeprom-update
BCM2711 detected
VL805 firmware in bootloader EEPROM
*** UPDATE AVAILABLE ***
Checking for updates in /lib/firmware/raspberrypi/bootloader/stable
Use raspi-config to select either the default-production release or latest update.
BOOTLOADER: update available
CURRENT: 2020年 9月 3日 木曜日 12:11:43 UTC (1599135103)
LATEST: 2021年 3月 18日 木曜日 08:54:11 UTC (1616057651)
RELEASE: stable
VL805: up-to-date
CURRENT: 000138a1
LATEST: 000138a1
今度は出てきました。

アップデートチェック場所も4行目にstableとなっていて、アップデート可能の文字が見えます。日付も2021年 3月 18日、番号も1616057651に上がっています。
早速アップデートしてみました。
手動でupdateするには-aオプション
先に記載しておきます。現在のRaspberry Pi OSでは、すべて諸々をアップデートするのに便利なコマンドがあります。full-upgradeです。
sudo apt update
sudo apt full-upgrade
sudo reboot
基本はこの3行でOKです。
ここでは手動でEEPROMのファームウェアをアップデートするコマンドで実行します。
sudo rpi-eeprom-update -a
sudo reboot
アップデートするには、先程のチェックしたコマンドに、-aオプションを付ければOKというわけです。
sudo rpi-eeprom-update -a
BCM2711 detected
VL805 firmware in bootloader EEPROM
*** INSTALLING EEPROM UPDATES ***
Checking for updates in /lib/firmware/raspberrypi/bootloader/stable
Use raspi-config to select either the default-production release or latest update.
BOOTLOADER: update available
CURRENT: 2020年 9月 3日 木曜日 12:11:43 UTC (1599135103)
LATEST: 2021年 3月 18日 木曜日 08:54:11 UTC (1616057651)
RELEASE: stable
VL805: up-to-date
CURRENT: 000138a1
LATEST: 000138a1
BOOTFS /boot
EEPROM updates pending. Please reboot to apply the update.
3行目に*** INSTALLING EEPROM UPDATES ***とあり、最後の行にアップデートを適用するには再起動しろとあるので再起動します。

再起動後に再び確認してみます。
三度、アップデートチェック。
sudo rpi-eeprom-update
BCM2711 detected
VL805 firmware in bootloader EEPROM
Checking for updates in /lib/firmware/raspberrypi/bootloader/stable
Use raspi-config to select either the default-production release or latest update.
BOOTLOADER: up-to-date
CURRENT: 2021年 3月 18日 木曜日 08:54:11 UTC (1616057651)
LATEST: 2021年 3月 18日 木曜日 08:54:11 UTC (1616057651)
RELEASE: stable
VL805: up-to-date
CURRENT: 000138a1
LATEST: 000138a1
このように、現在と最新の日付が同じになりました。UTCの後にある番号が変更されました。
2020年 9月 3日 木曜日 12:11:43 UTC (1599135103)
↓
2021年 3月 18日 木曜日 08:54:11 UTC (1616057651)
リリースもstableですね。
■Pi 5は8GBモデルがオススメ
Firmwareアップデート内容
アップデート内容は難しいと思います。私も詳しく分かっていません!ただ、9月3日から更新していないので、バグも治ったのかなと期待してアップデートしました。テスト用として稼働させている64bit版のため、できることが増えていればいいなと思ったからです。
普通に利用している人は、試す必要はありません。詳しくはリリースノートを読んでください。
参考:Raspberry Pi4 bootloader EEPROM release notes
正式が待たれる
別の記事でご紹介しますが、2020年にRaspberry Pi Imagerから直接SSDドライブメディアに書き込めるようになっていました。
そして、先のRaspberry Pi Imager v1.6からは、隠しオプションで指定もできます。
投稿が見つかりません。
これで64bit版Raspberry Pi OSが正式にリリースされれば、かなりデスクトップPCライクなマシンに仕上げることも簡単になりますね。SSDドライブ起動なら実用的です。
USB接続のSSDドライブ起動は、非エンジニアの人にとって少し難しいと思われます。私がトライした記事はお陰様でたくさん読まれています。同じように実現してみてください。
EEPROMのバージョンアップについてでした。
Raspberry Pi OS 64bit版
ベータ版である64bitのRaspberry Pi OSのダウンロード先URLは以下です。 現時点では8月24日版が最新でした。
Index of /raspios_arm64/images
raspios_arm64-2020-05-28/ 2020-05-28 06:01
raspios_arm64-2020-08-24/ 2020-08-24 18:56
(おまけ)リビジョンについて
Raspberry Pi 4GBと8GBの区別が付かず、あれ?これって4GBだっけ?8GBだっけ?という時は、サクっとリビジョンを調べてください。
cat /proc/cpuinfo
ダラダラっと長く表示されますが、一番最後に記載されています。
Hardware : BCM2835
Revision : c03114
Serial : 1234567890123456(シリアルの値)
Model : Raspberry Pi 4 Model B Rev 1.4
リビジョンだけ知りたいなら、grep検索で。
cat /proc/cpuinfo | grep Revison
Raspberry Piのリビジョン
よく使うRaspberry Pi 4や3B+のリビジョンはこうなっています。(記事公開時点)
| リビジョンコード | モデル名 | リビジョン | 搭載メモリー | メーカー |
|---|---|---|---|---|
| a020d3 | 3B+ | 1.3 | 1GB | Sony UK |
| c03111 | 4B | 1.1 | 4GB | Sony UK |
| c03112 | 4B | 1.2 | 4GB | Sony UK |
| c03114 | 4B | 1.4 | 4GB | Sony UK |
| d03114 | 4B | 1.4 | 8GB | Sony UK |
| c03130 | Pi 400 | 1.0 | 4GB | Sony UK |
リビジョンコードの最後の2桁はリビジョンそのものです。先頭の英字はcが4GB、dが8GB、031が4Bなので、ケースにしまって見えない基板も直ぐに分かります。覚えておける桁数です。






