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前回、Raspberry Pi にOSを書き込むために使うRaspberry Pi Imagerが新しくなったことをご紹介しました。メジャーバージョンアップなので大幅に変更されたものの、問題点が多く残っていて「またか」という印象でした。

リリース発表のブログでv2.0.1が準備されていたところ、記事執筆時点でやっとv2.0.2にアップしたので再度試してみたところ、これまではベータ版どころかアルファ版だろうと突っ込みたくなりますよ。

ファーストインプレッションとはだいぶ違う印象です。修正された点を中心にお伝えします。

書き込み速度

Raspberry Pi Imagerのメジャーバージョンアップ後、そもそも書き込む速度が異常に遅かったのが使いたくなくい要因でした。修正されたリリース情報を読むと分かります。

たくさんありますが、先ずはパフォーマンス部分。

パフォーマンス

  • Linux(O_DIRECT)、macOS(F_NOCACHE)、およびWindows(FILE_FLAG_NO_BUFFERING)用のダイレクトI/Oバイパスを追加して、書き込み時のメモリ圧力を軽減します。
  • ダウンロードと書き込みスレッド間のデータ転送のためのゼロコピーリングバッファを追加し、CPUオーバーヘッドを削減します
  • ダウンロードとディスクI/O操作を重複するように非同期キャッシュファイルライターを追加する
  • 使用可能なシステムメモリに基づいて書き込みキューの深さを動的に調整し、より積極的なパフォーマンスのために調整します
  • より良いプリフェッチのために、検証中にシーケンシャルリードヒント(FADV_SEQUENTIALF_RDAHEAD)を追加します。
  • ネットワーク、解凍、書き込みフェーズの詳細なパフォーマンス指標を追跡する
  • ディスクパーツの代わりに、Windows IOCTL(IOCTL_DISK_DELETE_DRIVE_LAYOUT)を使用して、ディスクの準備を高速化します。
  • スローライトをデバッグするためのパフォーマンスデータ分析ツールを追加します(CTRL + SHIFT + Pを押して、JSONを保存し、新しい問題に添付します)

https://github.com/raspberrypi/rpi-imager/releases/tag/v2.0.2

少々専門的な内容なので、ちょっと何言っているのか分からないで構いませんが、初期バージョンではこれらが無かったと思うと、ちょっとなー。

ドライブ自体の制御も修正されていました。

ドライブハンドリング

  • ドライブポーリングを固定1秒間隔からアダプティブモードに切り替える(選択中は高速、書き込み中は一時停止)
  • Linux で NVMe 名前空間の検出を修正し、解析によって NVMe ドライブを正しく識別する/sys/class/nvme/
  • 空のリムーバブルドライブにアクセスするときに、Windowsの「ディスクを挿入」エラーダイアログを抑制します
  • macOS APFS のボリューム処理を修正し、子パーティションを正しく識別する Windows と Linux で仮想ディスクを「システム」ドライブとして扱うことを許可する(macOS は 2.0.0 からサポートされていた)

https://github.com/raspberrypi/rpi-imager/releases/tag/v2.0.2

それでもまた書き込んだ内容を検証するVerification(ベリフィケーション)が結構長い気がする。

OSによっても異なるため大変なのは理解できます。

改善していた書き込み時間

結果的に32GBのmicroSDカードへ基本のRaspberry Pi OSの書き込みに要した時間は14分でした。Verificationも入れてで、今回のVerification自体は4分かかっています。

前回書いた記事では、16GBのmicroSDカードで試したところ、書き込み時間は約30分だったので半分に減ったことになります。(SDカードなどは記憶容量の大きい方が速度は上がるが今回は影響ありません)

バージョンmicroSDカード書き込み時間
v2.0.232GB約14分 (内、4分がVerification)
v2.0.016GB約30分

それでも今までと比べて長い気がします。

確実に書き込まれているなら許容範囲としておきましょうか。

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SSHの公開鍵認証

SSH関連で、何気に今バージョンでは対応していなかった機能が追加されています。

複数のSSHキーサポートを再導入する

ユーザー名/パスワードを設定せずに SSH公開鍵認証を許可する

以前も複数のSSHキーが設定できましたが、メジャーアップ後はできなったんですよね。

同じくSSHキー認証だけ許可もできるようになりました。これはユーザー名/パスワードは無くして公開鍵認証のみのことです。セキュリティは高まりますし、もう今では普通ですね。以前も確かできましたよね。

初回起動はいつもと変わらず日本語になっていない

どうしてもlocaleが反映していないのが分かりません。日本=日本語というのが稀だから無視されているのか、よく分かりませんね。

SSHの公開鍵認証はOKで、Wi-FiもOKでした。

rpi imager v202 first run trixie

rpi imager v202 first run trixie

しかも、今回は設定した筈のホスト名も反映されていませんでした。んー。初期バージョンは出来ていたと思うんだけど。

rpi imager v202 hostname

rpi imager v202 hostname

結局はいつものごとく、ロケールを日本語にしてから日本語表記にさせ、日本語入力用にIMEをインストールしないとなりません。

rpi imager v202 locale setting

rpi imager v202 locale setting

初回の日本語表記と日本語入力の問題はいつもの記事をご覧ください。