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Raspberry PiでPythonを勉強することには多くのメリットがあります。Raspberry Piは最新のWindowsパソコンを用意せずとも、一般的なPCより低コストで手に入るデバイスです。加えて、Pythonを実行する環境がRaspberry Pi OSを起動した直後から整っている点が挙げられます。

Pythonはプログラミング開発に広く使われているプログラミング言語です。汎用性が高く、他と比較して初学者に理解しやすいため、最初のプロラグラミング言語としてもメリットがあります。

Raspberry Pi × Python学習の主なメリット

  1. 実践的な学習体験 Raspberry Piを使うことで、コードを書くだけでなく、物理的なデバイスにコードを適用し結果を直接に見ることができます。例えば、LEDの点灯、温度センサーの読み取り、モーターの制御など、実際のプロジェクトを通して学習できます。
  2. 幅広い応用が可能 Pythonは非常に汎用性の高い言語であり、ウェブ開発、データ分析、機械学習、IoT(モノのインターネット)プロジェクトなど、多岐にわたる分野で使用されています。これらは一般的なPCではなくてもRaspberry Piでも実践することが可能です。むしろLinuxの分だけ実践的かも知れません。
  3. コミュニティのサポート Raspberry PiとPythonはどちらも活発なコミュニティを持っています。オンラインフォーラム、チュートリアル、プロジェクトのアイデアが豊富にあり、学習中に遭遇するであろう問題や疑問に対するサポートを容易に得ることができます。Windowsにも同じ事が言えますが、余計な機能がない分だけ問題に直面する機会が減るでしょう。
  4. 就職・キャリアのチャンス Pythonは世界で最も需要の高いプログラミング言語の一つです。Raspberry Piもまた産業用途で広く使われているデバイスです。Raspberry PiでPythonを学ぶことは、ソフトウェア開発、データ科学、AI(人工知能)、産業用IoTなど、急成長している技術分野での就職やキャリアアップの機会を広げることに繋がります。
  5. クリエイティビティと問題解決能力の向上 Raspberry Piで実際の物理デバイスを操作しながらPythonを学ぶ過程は、クリエイティビティと問題解決能力を自然と養うことができます。プログラミングとハードウェアの組み合わせから生じる問題をクリアすることで、発想と論理的思考力が強化される要素になります。

Raspberry PiとPythonの組み合わせだと、大まかにはこの5点のような相乗効果が期待できます。

この他にもRaspberry Pi特有の環境がメリットになります。

余計なアプリがない

Raspberry Pi は起動直後はWidowsなどに比べて非常にシンプルな構成です。余計なアプリケーションは入っていません。一方、足りないアプリやライブラリ、モジュールは、Linux特有のオープンソースで揃えることも容易にできます。

自分が普段使っている環境には直接影響しないため、どのように扱って問題を抱えても関係がありません。また始めからOSを書き込んで新たに取り組む事も容易に行えます。

コスパが良い

学習や試行錯誤のために中古のPCを購入するのなら、同じかそれ以下で揃えられるRaspberry Piの方がコスパは優れていると思います。

ケースに収めても筐体はPCとは比べられないくらい小さく、机上に置いて使うことが可能です。SSH接続経由で作業すれば、モニターを用意する必要もありません。

何よりも一般的なPCより圧倒的に消費電力が少ない利点があり、常時稼働させるサーバ系の試行錯誤にも適しています。

デメリット

もちろんデメリットもあります。

独自色が強くなり、体系的に学べない恐れが出てきます。理解している範囲を超え、まだ未学習の課題が出てくるパターンも予想されます。自分にとってあまりにも先の技術や知識は、そこで手が止まってしまう可能性もあります。

そのため、学校やテキストといった体系的に学ぶ一方で、実践的な試行錯誤で利用して理解を深める手段に適していると思われます。

発想が豊かになるのは良いことですが、独自色が強くなり過ぎるとセオリーを無視したり、ケアレスミスといったことに気がつけないこともあります。

学習した内容のお復習いや、実際に動作させるための試作にRaspberry Piを使うと良い効果を生みそうです。

■Pi 5は8GBモデルがオススメ

自分の仕事に活かす

プログラマーという職業として就職するには学習時間とは別に年齢も気になるところです。しかし、プログラミングを学習しても就職するばかりではなく、自分の仕事に活かすこともできます。

Pythonであれば幅広い応用が利くため、Excelと連携させたり、毎日のバッチ処理風にRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)のように使えます。

大袈裟なシステムではなくても、助かる作業をPythonコードで行わせるのはどうでしょう。大量のファイルをPDF化させたり、ファイル名の変更をさせたり、画像ファイルの仕分けに使ったりと、業種は関係なく日々の業務で繰り返すような作業に自分でコードが書けたら楽になると思います。

趣味でもいい

習得したPythonは何も仕事ばかりではなく、自宅での作業や趣味に使ってもいいでしょう。

大抵の人は自宅でも何かしらPCを使っている時代です。適したアプリケーションがあれば別ですけど、ピンポイントで使えるアプリがあるわけでもありません。

もしも自分で簡単なコードが書けたなら、その効果は自分か家族だけであってもアプリケーションを購入する必要も無く済んでしまうことがあるかも知れません。

例えば、趣味で運営しているウェブサイトのログを読みやすくするため、不必要な行を削除するコードを書き、それを実行するだけで大量のログファイルの重要な箇所だけ閲覧できたらどうでしょう。

得をするのは自分だけで、単にログファイルの抜き出しに過ぎませんが負担はかなり減るハズです。

些細なことでも役立つこともあるため、決して無駄になる知識や技術ではないと思いませんか?

Pythonの学習には書籍がたくさんある

Pythonを体系的に学ぶ第一歩として、多くの著者が書籍として販売しています。

本来はスクールに通う方が強制力もあり体系的に学べるのは間違いありません。しかし、今後も続けられるか不安の中、費用が多くかかるのも困ります。

興味を持って続けられるか、試すためにも書籍から学ぶ方法は簡単です。

インターネットで学ぶ

インターネットでは体系的に学ぶのは難しい面もあります。しかし、中には講座としてまとまっているサイトもあり、順番に取り組むのに適しています。

私が訪れたサイトを3つご紹介しておきます。他にも有益なサイトは見つかるでしょう。

イイね イイね
東大が公開している入門講座は勉強になる。

Pythonプログラミング入門 — Pythonプログラミング入門 documentation

Python – CS50 for Japanese: コンピュータサイエンスの入門

Let’sプログラミング ~初心者の方を対象としたプログラミングの総合学習サイト~

はじめてみよう

新しいことを始めるのに理由は要りません。あまり高望みしないで楽しめれば、それで良いではありませんか。

コロナ禍以降、Raspberry Pi も値上がってきました。円安の影響も響いています。それでもRaspberry Piはスマホを買うより安く手に入ります。ちょっとしたことでもPythonをRaspberry Piで学習して試行錯誤してみてください。

もしかしたら、意外と性に合っているかも知れませんよ。