Amazonのアソシエイトとして、ラズパイダ(raspida.com)は適格販売により収入を得ています。詳しくは当サイトの プライバシーポリシーをご覧ください。
NASを家庭内に導入するメリットの1つにデータ共有があります。NASはNetwork-Attached Storageの略で、ネットワーク内で利用するハードディスク(HDD)です。
マニアな人は今から20年以上前から家庭でもNASを活用してきました。その後はより一般的になりましたから、既に利用している人は多いと思います。
NASはRaspberry Piを使わずとも既製品を購入すれば済む話なので、不安な人は既製品を選びましょう。
NASは便利!

スマホやタブレット、複数台のPCを所持するようになってから、データ共有の必要性が出てきました。 特にスマホの場合、全てを保存して運用するには保存領域が足りないですよね。
出先で使わないデータは一部をNASに保存すると容量を圧迫しません。
バックアップ先としても利用できます。
スマホだけではなく、PC/Macのバックアップ先としても活用できます。
家族間で共通のデータを同時に閲覧できるのも魅力の1つです。
画像も動画も音楽ファイルも、同時にアクセスできます。
- データ共有
- バックアップ先
- 同時利用
既製品と比較しても劣らないRaspberry Pi のスペック
NASは各メーカーから販売されています。QNAP、Sysnology、IO-DATA、BUFFALOなど。
中でもQNAP、SysnologyはNASとして有名です。 IO-DATA、BUFFALOなどは外付けHDDで有名です。
ここに挙げた製品例のスペックをみると、Pi 5も劣っていませんね。
例えばQNAPは、CPUがARMのCortex-A55クアッドコア2.0GHz、メモリー2GBを搭載しています。 SysnologyはRealtek RTD1619Bクアッドコア1.7 GHz、メモリーは1GBを搭載しています。(クアッドコア=4コア)
Pi 5はQNAP同様のARM「Cortex-A76」クアッドコア2.4GHzで、メモリーは基本が4GBです。CPUは更に新しく、メモリーは倍です。
QNAPはIntelチップに限りPi5と同じく4GB、8GBの製品も販売されています。 Pi5も2GB、4GB、8GBから選べます。
エントリーモデルのBUFFALO製NASやIO-DATA製品はCPUとメモリーは非公開です。価格からも分かるように、かなり低スペックCPUになり速度はもっさりになります。
とはいえ、利用用途とトータルスペックが重要ですから一概にRaspberry Piと比較できません。
あくまでも基本スペックだけなら、Pi 5は既製品にも劣らず充分なことが分かります。
Linuxカーネル
既製品のNASに搭載されているOSは、カスタマイズされているとはいえLinuxカーネルのOSが採用されているのが通常です。 Raspberry Pi OSも同じようにLinuxカーネルのOSです。
既製品のNASなら、メーカーが用意した同じLinuxカーネルのカスタムシステムは、ユーザーインターフェイスも機能も当然ながら快適です。
一方、Raspberry Pi はシステムとしてアプリケーションをインストールする必要があります。
Raspberry Pi OSで利用できるシステムに「OMV」があります。無償で利用できます。
openmediavault - DATA SOVEREIGNTY MADE EASY
Raspberry Pi へのインストールも以前に比べて易しくなり、メジャーアップグレードにも対応するようになりました。唯一、安定性と堅牢性が担保できません。
OMVの不具合による解決や、間違えて設定してしまう恐れなど、ユーザーに委ねられる部分が大きいです。
逆に自由度はあります。
OMVのプラグインで機能を追加していくことができたり、自分専用の使い方を模索できる楽しみがあります。
ネットワーク速度
完成された製品とRaspberry Pi + OMVで大きく異なるのはネットワーク速度です。
例としたQNAP製だと、2.5ギガビットイーサネットに対応していますが、Pi 5でも1Gギガビットイーサまでしか対応していないから物足りません。
1ギガビットイーサネットでも、あまり大きなファイルサイズでなければ充分に実用的な速度だと思っています。
Raspberry Pi は汎用性がある基板です。NAS専用というわけではありませんから仕方ないですね。
データ保存用のHDD
どちらもデータ保存用のハードディスクを用意しないとなりません。
Pi5の場合は外付けHDDを用意するため、内蔵HDDよりは割高になってしまいます。差額は約3,000円〜でしょうか。
外付けHDDの場合は、別途に電源アダプターが必要になります。HDDを2台繋げるなら、Raspberry Pi の電源アダプターも含め計3つのコンセントとワット数を消費します。
価格は一般的な外付けHDDを用意することになります。既製品のNASは内蔵用を差し込む形です。
追加HDD1台(3TB/2024年)
内蔵HDD:10,000円〜 外付けHDD:13,000円前後〜
もちろんHDDの容量が多ければもっとかかります。
余っているHDDがあれば流用することで追加費用はかかりませんね。
トータルコスト
Pi 5本体は過去バージョンより価格は高くなりましたが、ケースなどNASとして動作させる一式の価格は既製品のNASより未だに安価で用意できます。
HDD1台込み:
- Pi 5 本体(4GBモデル)+周辺機器すべて 30,000円前後〜
- QNAP(2GBモデル) 40,000円前後〜
以前のように既製品の半分とはいかなくなりました。
HDD2台を活用するなら、それぞれ40,000円、50,000円が一式にかかる見込みです。
単純にNASが欲しいだけなら、インストールなどで煩わしくない既製品の方に分があります。
■Pi 5は8GBモデルがオススメ
Raspberry Pi OSとOMV7のインストール
私はPi4+microSDカードで利用してきました。そろそろPi 5 + SSDドライブ起動に変更しようと考えていますが、Pi 4でも安定して使えているのでまだ躊躇しますね。
OS上に動かすシステムとして、OMV(OpenMediaVault)を使っています。
OMV6以前のバージョンではメジャーアップグレードができなかったためにmicroSDカードは書き換えてきました。(OMV6以降はアップグレードにも対応するようになりました。)
OMV4、OMV5、OMV6の3回の書き換えはしたものの、HDDのデータはそのままに24時間365日運用していますが大きなトラブルはありません。自分のミスでおかしくなったことが1回あったくらいです。
Pi + NASについて詳しくはこちら
Pi5のmicroSDカード(またはSSDドライブ)に書き込むOSは、Raspberry Pi lite 64bitです。 デスクトップ画面がないCUI利用するOSです。
モニターに繋いでもSSH接続でもどちらでも構いません。 OSのインストール後、OMV7をインストールするやり方は次の記事を参考にしてください。
インストール手順
Raspberry Pi で作る楽しみがある

初心者はNASの運用にあたってシステム周りは懸念が残ると思います。既製品ならその心配はありませんから、QNAPなどの製品を導入してください。
ネットワークの学習も含め、Raspberry Pi を使って自分で構築・運用したいなら、NAS用アプリのOMVは情報も多いためお薦めです。
2024年現在、OMVのバージョンは7系です。 OMV4の頃から使ってきた身としては、とても扱いやすくなったと感じています。
Pi 4でも1ギガビットイーサネットなので、NASとして利用するのにPi 4かPi 5を選びましょう。Pi 3B+以下では、テキストファイルくらいしか快適ではありません。
自分好みのシステム構成にしたいならRaspberry Pi で作るNASも悪くはありませんよ。










