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Raspberry Pi財団はイギリスです。主に2社が直受けで生産していて、定価はドルで表記されます。

円高の場合は海外から購入する金銭的なメリットはありますが、対ドルのみならず、対ユーロ、対スターリング・ポンドも円安の今、あまり海外から購入することはないかも知れません。

それでも日本国内で販売していないパーツ類は魅力的です。

何らかの理由で海外から購入したい場合、支払い方法や送料、到着までの日数など心配ですよね。英語が苦手という人もいらっしゃるでしょう。

無意味に海外からの購入を推奨するわけではありません。国内で手に入るのならそれに越したことはありませんし、国内企業にお金を払いたいですからね。

もしも海外のお店からRaspberry Pi 関連商品を購入したい方のために、知っておいた方が良い情報として残しておきます。

技適の認可に注意

技適に適合しているかというのは懸念されるところです。日本で無線電波の技適は、Raspberry Piだと内蔵されたWi-FiとBluetoothになります。

既に2024年1月、Raspberry Pi 5は技適の認可をされています。

技適の表記は、ロットの関係で最初はシールの添付から始まり、時間と共に基板や外箱に印字されていくと思われます。

Raspberry Piのように日本の技適が遅れることはよくあり、適合されるまでは購入できたとしても使用は違法になります。それだと技術的に世界から遅れてしまうからか、現在は特例措置が設けられました。

特例措置して試したPi5

海外のショップの購入は、技適の有無は関係なく注文はできてしまいます。日本での技適認可が下りた後で購入することをオススメします。

海外から購入する際、最も重要なことに技適の問題があります。Raspberry Pi は基本的にWi-Fiが搭載されているため、どうしても電波法の認証がないと使用できません。電源アダプターもPSEマークが必要です。

特に技適については、未取得の機器は日本国内で違法となります。未取得の機器は特例制度を利用も検討しましょう。

技適未取得機器を用いた実験等の特例制度

拡張基板や収納ケースはオススメ

そもそも特別な認可が必要な部品があります。Raspberry Piでいえば、単純な収納ケース(エンクロージャーケース)、拡張基板などがそれにあたります。

意外と知られていないのは、公式の電源アダプターはPSEマークに対応してきませんでした。例外としてPi 5の27Wアダプターは認可を受けています。気をつけましょう。

例えば、英Pimoroni は、独自の拡張基板(HAT)やキットを販売しています。ThePiHutも似たような製品を扱っていますから魅力的なんですね。

投稿が見つかりません。

ThePiHutで購入

懸念される1つに、送料がそれなりにかかります。

更に到着まで日数がかかります。最悪、届かない、どこか行ってしまった!というトラブルも海外では付きものです。

Rレッド Rレッド
1度だけ紛失に遭いましたが、再度送ってくれました。

この辺は理解して購入しましょう。

  1. 技適
  2. 送料
  3. 到着期間

技適が関係ないRaspberry Piの収納ケースなどは例外のケースを除いて大丈夫です。

お店を選ぶ

難しい問題の1つに、購入しようとしているお店が果たして信頼できるかがあります。国内の販売店とは商習慣も違うため、あまり完璧を求めるとガッカリましますよ。荷が破損せずに届けば御の字といったところでしょうか。

昔に比べて、いくら海外に発送しているお店でも、そこまで酷い扱いは受けなくなりました。むしろ日本と変わらないお店もあります。

私も闇雲に選んで購入することはしません。ネットが盛んな今、少し検索すれば日本からの口コミくらいは探せます。

Raspberry Piに限っていうと、実体験から間違いなかったお店は次の3つです。他にもあると思いますけど、日本に発送してくれるお店や国だけではありませんし、実際に何度か利用しないと分かりませんからね。

  1. ThePihut
  2. Pimoroni
  3. Digikey

1と2は、イギリスのショップでスターリング・ポンド建てが基本です。Pimoroniでは日本円表示もしてくれますが、決済はスターリング・ポンドです。

対ポンドは元々上下するレートですが最近はエライ高いですね。

Digikeyは企業向けの取引が中心です。アメリカです。でも、個人にも1点から販売してくれています。日本円で6,000円以上は送料無料もあり、2024年現在だと一番リーズナブルに購入できますね。

どのショップも個人輸入になるため、関税は16,666円以下は個人は免除です。但し、為替レート換算なので、対円レートによって変わります。(1ドル100円なら166ドル以下だけど、150円なら112ドル以下など)

為替レートも起算がクレジットカード会社とは異なる場合もあるのか、一致しないケースもあります。あまり免税ギリギリだと、レート起算日によって超えてしまい、結果的に免除にならないパターンもあります。

あと忘れがちなのが、クレジットカード会社の手数料も加味されてのレートになります。

更にPayPalといったサービスだと、これまた手数料があったりします。利用する決済サービスのレート換算を調べてみてください。

他にもあるのでしょうけど、実際に購入したことのある上の3店舗です。

The Pi Hut

The Ultimate Raspberry Pi & Maker Store The #1 Raspberry Pi & Maker superstore. Official Raspberry Pi reseller. The largest range of maker products with all your favourite brands under one roof. Next …

The ultimate Maker store - Pimoroni A curated range of the best of breed Maker products from Raspberry Pi to breakouts and components. Worldwide delivery, huge product range, great customer review…

Just a moment…

基本は英語です。お使いのWebブラウザにある翻訳機能などを使えば、それなりに理解できるかと思います。

この後にお伝えしますが、コロナ禍の前と違い送料が上がっています。円安の今、日本で購入した方が安くなっています。

VATは課税されない

イギリスから購入する時に知っておいて欲しいのがVATです。

VATというのは付加価値税といって、イギリス版の消費税です。20%が表示価格に含まれています。実際に支払う金額は20%安い金額となります。(内税の20%)

これはイギリス国外からの一部の国では徴収されません。日本は徴収されない国になっています。

カートに追加しただけではそのままで、住所を入力確定することで再計算されます。でも、確認してくださいね。

PimoroniのRaspberry Pi 4(4GB)場合

Pimoroniの例では、カート画面ではなく、サイト上部にあるJPYで表示すれば付加価値税は抜いてある円換算になっています。これは分かりやすいですね。

Pimoroniで£とドル、円と表記を変えてみた図

一方、Pihutはカート画面を進めていき、住所でJapanを選択し画面を進めると再計算された数字に変わります。こちらが一般的です。システムは同じ種類を使っていますからPimoroniも基本は同じです。

Pihutの場合

Pihutの場合

このように£26.9が£22.42になりました。

ただ、最終的に送料がかかる(値上がった!)ため、日本で購入できるなら、送料も含めるとあまり変わりません。

■Pi 5は8GBモデルがオススメ

送料は値上がり

2020年のコロナ禍の影響から、どちらのお店も送料は値上がっています。仕方ありませんね。

どちらも同じような送料設定ではありますが、Pimoroniは重量や合計金額の都合で、いくらという表示がなくなりました。

一方、Pihutは何も選ばないスタンダート(追跡なし)の送料は£8と表記されています。

昔は£8だった頃、1ポンド200円換算だと日本円で約1600円です。対スターリングポンドも上がっていて、1ポンド130円台の頃が懐かしい。

2024年の送料は?

The Pihutの直近の例だとケース2点で送料は£12します。

送料とVAT

この時の為替レートは、£1で約192円計算になっていました。

日本国内の販売の場合、小売価格が上がる反面、送料はそれなりなのでもう少し安く買えるでしょうか。感覚的に合計は似たような出費になることが多いですね。

Pimoroniの送料例

この時代は£5だった

以前は、£50以上だったり、重量が増すと送料が変更になるという表がありましたが、現在はそれもなく、定型の送料価格の表示もなくなっています。

最終画面まで行かないと分からない状態です。

Pihutの送料例

この時代は£8だった

Pihutでは、£8、£16、£26の配送情報だったのが、£12と£20で選ぶことになっていました。こちらもPimorini同様、商品の大きさや重量によって変わる場合もあると思います。

5点くらい購入したも以前は£8でしたね。現行は2点でも£12〜です。

追跡(トラッキング)は必須

実際にPimoroniだけ荷物が行方不明になるトラブルがありました。連絡したらすぐに再送してくれたのに、だいぶ経ってから最初の行方不明の荷物が届くという申し訳ないような出来事もありました。

メールに通常の到着期間(概ね10日間)を超えて20日間くらい経過したら連絡をくれ、という感じだったので、20日間経過後に連絡した覚えがあります。海外ではよくあることです。このとき、トラッキング情報はない最安値の送料でした。

ただ、送料が値上がっているので、トラッキング付きだと£12.5〜£16くらいかかってしまいますね。んー、悩ましい。

UPS・Fedexだと更に高く£20ほど掛かる。

コロナ禍以降の2024年現在、トラッキング付きでなければ注文できなくなっています。

支払い方法

日本でもネット通販は多くの方がクレジットカードで決済しているでしょう。中には現金主義という人も居て、コンビニ決済やスマホのキャリア決済の人も多いと訊いたことがあります。

海外ではほぼクレジットカード決済が主流で、現在はなんとかPayも増えました。

他にもPayPal、Amazonペイメンツ(AmazonPay)の用意があるお店もあります。

体験談:AmazonPaymentsが登場当時に、日本のアカウントだと上手くいかないことがあり、それから試して居ません。

PayPalは何回か使ったことあります。(PayPalはクレジットカード番号をお店に伝えない性質から安心感はあります。ただ、手数料が高いのよね)

ここ数年はずっとクレジットカード決済だけしか利用していません。日本ではVISAが最強と言われていますけど、海外ならMasterCardも良いですよ。

VISAは手数料の値上げ?で海外店舗や企業で取り扱いをやめるといったニュースも一時ありました。※大手だと米Amazonが手数料値上げに対抗して発表したが後に撤回した。

勝手な想像として、アメリカならVISA、ヨーロッパならMaserといった感じです。

とはいっても、どちらもほぼ同じように利用可能なのが大半です。

JCBだけはなかなか海外で利用できません。PayPalにJCBCardを紐付ければ使えます。

支払い方法の違いを先程の3店舗で羅列してみます。

ThePihutVISA MasterCard(+maestro) AmericanExpressAmazonPay PayPal Klarna
PimoroniVISA MasterCard(+maestro) AmericanExpressshoppay Amazon pay Applepay PayPal GooglePay
DigikeyVISA MasterCard AmericanExpressPayPal Google Pay Apple Pay 銀行振込

支払い方法3店舗の違い

  • Klarnaはスウェーデンの会社でイギリスではシェアが広がっている。PayPalみたいな印象。
  • shoppayはShopifyが提供する決済サービス。
  • MasterCard maestroはMaster版デビットカード。日本では作成できない。
  • DigiKeyの銀行振込は未確認

注意点:

AmazonPayはAmazonの管理画面から設定する必要があります。

PayPalは事前に登録して口座開設するのに時間が1ヶ月程度かかります。

最近は海外からの購入にクレジットカードの制限を解除しないとなりません。初めての場合は、一旦不成立でエラーのメールが届くハズです。

通貨レート変換手数料がかかる

意外とバカに出来ないのは、クレジットカードの手数料です。実は海外から購入する場合、現地の通貨で払う関係で、レート変換の費用がかかるのです。

まぁ、金額は僅かな差なのですけど、このレートはクレジットカード会社によって変わってきます。

英国の2ショップでいえば、£(スターリング・ポンド)払いということになります。その通貨変換レートが加算されますので事前に把握しておきましょう。

そのため合計£50とあっても、一般的なレート換算では分かりません。クレジットカード会社の手数料分が乗るからです。£1、$1単位で1円は上乗せされている印象です。

  • この記事にある£と円の換算価格は、一般的なレート換算値で計算し表示しています。

支払額16,666円以下で購入する

関税について調べると16,666円以下は掛からないと出てきます。但し、これは個人利用に限りという条件が付く数字です。

購入金額が1万円未満の場合は、商用も個人利用も関税と消費税はかかりません。(※特定商品を除く)

個人利用が目的だと、0.6を掛けて算出できます。

16,666円というのは、個人購入(0.6倍)を使った”免税になる最大小売価格”という意味になります。

16,666円 × 0.6 = 9999.6円 ←1万円未満

対象は1オーダー単位または1配送単位と考えておけば良いでしょう。1つのオーダーに複数個ある場合はその合計金額です。

レート換算例

先程の送料で使った画像の例だと、1オーダーの合計が送料を入れても£79.33です。このとき£のレートが192円計算のため日本円だと約15,231円になります。

これだと16,666円に収まっています。0.6を掛けると9,138円となり、課税対象価格は1万円未満になり関税も消費税もかかりません。

送料とVAT

商品1商品2
小売価格£46£34.8
VAT抜き£38.33£29
日本円換算 レート192円の場合7,359円5,568円
課税対象額 個人利用(0.6倍)4,415円3,340円

記事執筆時点での一例

Digikeyは消費税が掛かっても送料が掛からないのは魅力

記事中に書いた通り、2024年現在、Digikeyが送料無料(6,000円以上)で配送してくれます。

消費税 日本の関税に関する法律に基づき、商品代金と送料の合計金額が消費税の課税対象となります。合計金額が10,000円以上の場合、10%の消費税が課されます。

Digikeyより

Digikeyだと消費税は個人利用でも額面通り1万円以上で掛かります。ここはB to B式ですね。

Digikeyの利点として、配送がUPSかFedexを選べ3営業日で届くことでした。この送料が掛からないことは消費税を支払ってもお得な数字になります。

USやUKからのUPS・Fedexはかなり高く、£20前後ほど掛かってしまい日本円だと4,000円近くになります。本当に助かります。

Amazonの業者から購入するのに関税や輸入送料は気にしません。その分だけ小売価格は高くなっています。ただ、私はAmazonだと普段からポイントが貯まっていることもあり、Raspberry Pi 関連商品で利用する機会が多いです。

関税や海外送料を加味すると、どちらも似たような価格にはなってしまいます。円高なら個人輸入はだいぶお得ですけどね。

以上、海外ショップからラズパイ関連商品を購入したいと考えている人は参考にしてください。