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labwcって何ですか? 突然英語のダイアログで選択を迫られても・・・という体験をした人は多いでしょう。Raspberry Pi がまた機能を変更&拡張してくれたのは良いのですが、どうもバグが強烈だったらしく、公式のコメント欄はいつもより多かった印象です。 バグには私も経験しました。ええ、真っ黒画面になります。 結論から書くと、新規にOSを書き込んだなら既にlabwcで問題ありません。アップグレードしてバグに出くわしたら、labwcを使うに変更すれば大丈夫でした。 出くわした症状 Pi 5をヘッドレスで使っていて、先日アップグレードしたのが原因かと思います。数日間使用しておらず、改めてディスプレイを繋いで起動すると、ディスプレイが真っ黒でカーソルだけがそこにある状態でした。 sshも繋がらないし、デスクトップ画面がないのでどうしようもありません。 仕方ないので、Ctrl +Alt + F2でコマンド画面に移行し、アップデート&アップグレードを試しました。 しかし、言語設定が書き換えられたのか、文字が黒豆腐になっていて全ては読めません。 再起動したものの変わらずに真っ黒の状態です。困った。 Wayland+Wayfireに戻してもダメ 今度はWayland+Wayfireに戻すことにしました。 ここでもやはりCUI画面(Ctrl +Alt + F2)でログインしてからraspi-configコマンドです。 sudo raspi-config 今度はカーソルも消えて左上にアンダーバーの点滅があるだけという世界の皆さんと全く同じ症状になってしまいました。 (解決)更にlabwcを選択して無事に起動 最後にやはりアンダーバー点滅+真っ黒い画面でCUIの画面へ移り、同じくraspi-configでWayland + labwcを選択しました。 そして再起動後は無事にデスクトップが表示されました。 これは公式へコメント書きたくなる気持ちは分かるわー。 改めて検証してみる Pi 5に元から稼働していたOSをアップグレードするとハマりました。 では、新規に書き込んだ最新Raspberry Pi OSはどうでしょう。(記事執筆時点) Raspberry Pi OS (2024-11-19) 64bitをmicroSDカードに書き込んだところ、アップグレードできるリストはLXパネル関連だけでした。これもlabwcに関連しています。 sudo apt list –upgradable Listing… Done lxpanel-data/stable,stable 0.10.1-2+rpt20 all [upgradable from: 0.10.1-2+rpt19] lxpanel/stable 0.10.1-2+rpt20 arm64 [upgradable from: 0.10.1-2+rpt19] lxplug-bluetooth/stable 0.36 arm64 [upgradable from: 0.35] lxplug-ejecter/stable 0.23 arm64 [upgradable from: 0.22] lxplug-menu/stable 0.5 arm64 [upgradable from: 0.4] lxplug-netman/stable 0.12 arm64 [upgradable from: 0.11] lxplug-updater/stable 0.20 arm64 [upgradable from: 0.19] lxplug-volumepulse/stable 0.27 arm64 [upgradable from: 0.26] ということは、既にlabwcになっている? チェックしてみる。 ls -l /usr/bin/labwc -rwxr-xr-x 1 root root 395992 Nov 11 16:49 /usr/bin/labwc ありますね。 sudo apt policy labwc labwc: Installed: 0.7.4-1+rpt1 Candidate: 0.7.4-1+rpt1 Version table: *** 0.7.4-1+rpt1 500 500 http://archive.raspberrypi.com/debian
labwcって何ですか? 突然英語のダイアログで選択を迫られても・・・という体験をした人は多いでしょう。Raspberry Pi がまた機能を変更&拡張してくれたのは良いのですが、どうもバグが強烈だったらしく、公式のコメント欄はいつもより多かった印象です。
バグには私も経験しました。ええ、真っ黒画面になります。
結論から書くと、新規にOSを書き込んだなら既にlabwcで問題ありません。アップグレードしてバグに出くわしたら、labwcを使うに変更すれば大丈夫でした。
出くわした症状
Pi 5をヘッドレスで使っていて、先日アップグレードしたのが原因かと思います。数日間使用しておらず、改めてディスプレイを繋いで起動すると、ディスプレイが真っ黒でカーソルだけがそこにある状態でした。
sshも繋がらないし、デスクトップ画面がないのでどうしようもありません。
仕方ないので、Ctrl +Alt + F2でコマンド画面に移行し、アップデート&アップグレードを試しました。
しかし、言語設定が書き換えられたのか、文字が黒豆腐になっていて全ては読めません。
再起動したものの変わらずに真っ黒の状態です。困った。
Wayland+Wayfireに戻してもダメ
今度はWayland+Wayfireに戻すことにしました。
ここでもやはりCUI画面(Ctrl +Alt + F2)でログインしてからraspi-configコマンドです。
sudo raspi-config
今度はカーソルも消えて左上にアンダーバーの点滅があるだけという世界の皆さんと全く同じ症状になってしまいました。
(解決)更にlabwcを選択して無事に起動
最後にやはりアンダーバー点滅+真っ黒い画面でCUIの画面へ移り、同じくraspi-configでWayland + labwcを選択しました。
そして再起動後は無事にデスクトップが表示されました。
これは公式へコメント書きたくなる気持ちは分かるわー。
改めて検証してみる
Pi 5に元から稼働していたOSをアップグレードするとハマりました。
では、新規に書き込んだ最新Raspberry Pi OSはどうでしょう。(記事執筆時点)
Raspberry Pi OS (2024-11-19) 64bitをmicroSDカードに書き込んだところ、アップグレードできるリストはLXパネル関連だけでした。これもlabwcに関連しています。
sudo apt list --upgradable
Listing... Done
lxpanel-data/stable,stable 0.10.1-2+rpt20 all [upgradable from: 0.10.1-2+rpt19]
lxpanel/stable 0.10.1-2+rpt20 arm64 [upgradable from: 0.10.1-2+rpt19]
lxplug-bluetooth/stable 0.36 arm64 [upgradable from: 0.35]
lxplug-ejecter/stable 0.23 arm64 [upgradable from: 0.22]
lxplug-menu/stable 0.5 arm64 [upgradable from: 0.4]
lxplug-netman/stable 0.12 arm64 [upgradable from: 0.11]
lxplug-updater/stable 0.20 arm64 [upgradable from: 0.19]
lxplug-volumepulse/stable 0.27 arm64 [upgradable from: 0.26]
ということは、既にlabwcになっている?
チェックしてみる。
ls -l /usr/bin/labwc
-rwxr-xr-x 1 root root 395992 Nov 11 16:49 /usr/bin/labwc
ありますね。
sudo apt policy labwc
labwc:
Installed: 0.7.4-1+rpt1
Candidate: 0.7.4-1+rpt1
Version table:
*** 0.7.4-1+rpt1 500
500 http://archive.raspberrypi.com/debian bookworm/main arm64 Packages
100 /var/lib/dpkg/status
aptのパッケージとしても出ています。
sudo apt install labwc
やはり新規で作成したRaspberry Pi OSは大丈夫になっていました。ちなみにPi4でチェックしました。
■Pi 5は8GBモデルがオススメ
labwcの使用感〜何が変わったの?
最初、Pi 4で試しました。正直、何が変わったのか分かりません。
新規microSDカードで起動後、SSDドライブ起動に切り替えても特段に印象は変わりません。
labwcは軽量ということと、Raspberry Pi OSの場合はwlrootsライブラリをしようしているlabwcとのこと。Wayfireからlabwcに変更されても、wlrootsは使われているらしい。よく分かりません。
追加でアップグレードしたLXパネルはメニューが変わっているのは気が付きます。
Pi5 でlabwc
次に、既存のOSからコマンドでアップグレードさせたPi 5は、冒頭のようにアンダーバー点滅&真っ黒い画面になり焦りました。
では、無事に起動してからはどうかというと、キビキビしている気がする!
SSDドライブ(NVMe)起動させているので気のせいかもしれません。
なんだかアプリケーションの開き方が速い。
Youtubeの全画面表示への切替速度は変わっていなかった。たぶん、ウィンドウの描画なので、ウィンドウが開く・閉じるの速度がアップした感じがしました。
現行OSはWayland + labwcに変更された
公式から発表があったように、既に現在でインストールできるRaspberry Pi OSは、すべてWayland + labwcに変更されています。Pi 4のmicroSDカードで試したように、これから書き込む方は特に気にすることはありませんね。
Raspberry Pi OSのウィンドウマネージャー遷移
ウィンドウシステムとコンポジターの変遷をみると、2023年と同様に変更できますよ的なテスト期間を経て、正式に変更されています。
最初に提示したキャプチャ画像は、そのテスト期間というわけです。
以下、間違っていたらすみません。こんな状態でしたね。
2021年以前
X Window System + Openbox
2021年
X Window System + mutter
2023年
X Window System + wayfire
2023年
Wayland + wayfire
2024年
Wayland + labwc
mutterが既に4年前になろうとは思いませんでした。
最終的にlwrootsと共にlabwcが構成されているとのことで、他のディストリビューションとは違うみたいですね。ただ、流れは他Linux系を追っかけている状態は変わりません。
この辺はマニアックでよく分かりませんね。裏方ですしね。
名前も用語もややこしいと以前から感じています。
WaylandウインドウマネージャーシステムのWayfireコンポジターがWalyandウィンドウマネージャーシステムのlabwcコンポジターに変更されたとなります。
ちょっと違うかも
Raspberry Pi OSはRaspbinという名前だったこともあり、何かRaspberry Piに合うものをダウンロードするのに、Debianでも駄目なこともあったり、そうでも無かったり、敢えてRaspbianと書いてあるダウンロードもあったりと、特殊なので検索して調べてもマッチしないことがあります。Raspberry Pi 用とあれば安心なんですけどね。
Linux系OSと言っても、Raspberry Pi で動作しないLinux Mintなどを使っていると、やはりラズパイって特殊だなと感じることが多々あります。
ウィンドウマネージャーシステムもWaylandで、コンポジターはlabwcではあっても、少し違う独自なのだなと思っていると情報を取り違えないのかもしれません。
既存のRaspberry Pi OSからfull-upgradeする際には注意してください。一応、回避はできましたので参考にしてください。



